バレエは最高の筋トレ!しなやかで美しい体をつくるトレーニング効果と自宅でできる方法

バレエは最高の筋トレ!しなやかで美しい体をつくるトレーニング効果と自宅でできる方法

バレエは筋トレになるの?

そう疑問に思う方は少なくありません。

バレエというと、華やかでしなやかな動きをイメージしがちですが、その裏側では筋肉を細かくコントロールしながら全身を支える高い筋力が必要とされます。

実際、プロのバレリーナの体は、鍛え抜かれた体幹と柔軟な筋肉によって成り立っています。

しかし、筋トレといっても「ムキムキになる」わけではなく、バレエでは“しなやかで長く、美しい筋肉”を育てることが目的です。

本記事では、バレエがどのように筋トレ効果を発揮するのか、鍛えられる筋肉の部位や、自宅でできるバレエ筋トレの方法まで詳しく紹介します。

バレエは全身を使う筋トレ

バレエは、全身の筋肉をバランスよく使うことが特徴です。

見た目は優雅でも、実際には立つ・回る・跳ぶといった動作を通じて、脚・お尻・お腹・背中・腕といった全身の筋肉を細かく動かしています。

特にバレエ特有の“引き上げ”の意識は、体幹を中心とした筋肉を自然に鍛えるトレーニングになります。

体幹が鍛えられることで、姿勢が安定し、しなやかで強い体を作り出せるのです。

また、バレエはゆっくりとした動作の中に静止や伸展が多く含まれており、筋肉を「伸ばしながら使う」ことによって柔軟性を保ちながら筋力を高める効果もあります。

これは、筋肉を短く太く鍛える一般的な筋トレとは異なり、バレエならではの特徴といえます。

バレエで鍛えられる主な筋肉

次に、バレエで鍛えられる主な筋肉についてご紹介します。

1.体幹(インナーマッスル)
2.太もも・お尻の筋肉
3.背中・肩・腕の筋肉

①体幹(インナーマッスル)

バレエでは、どんな動きの中でも体の軸をまっすぐ保つことが求められます。

そのために欠かせないのが体幹、特に腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群などのインナーマッスルです。

これらの筋肉は目に見えにくい部分ですが、姿勢を支え、動作の安定性を高める重要な役割を担っています。

体幹が整うことで、日常生活でも腰痛や肩こりの予防につながります。

②太もも・お尻の筋肉

バレエの基本姿勢である「ターンアウト(脚を外側に開く)」は、太ももの内転筋とお尻の中殿筋・大殿筋をしっかり使います。

これにより、脚がまっすぐ伸び、ヒップラインが引き締まっていきます。

また、プリエ(膝を曲げ伸ばす動作)はスクワットに近く、下半身を効率よく鍛えられるトレーニングです。

③背中・肩・腕の筋肉

腕を大きく広げるポールドブラ(腕の動き)は、見た目以上に背中の広背筋や肩の三角筋を使います。

これにより、上半身のラインが整い、姿勢が美しくなります。

背中の筋肉が鍛えられることで、自然と肩が開き、猫背の改善にもつながります。

バレエの動きが“しなやかな筋トレ”になる理由

バレエが他の筋トレと大きく異なるのは、筋肉を「伸ばしながら使う」ことにあります。

たとえば、脚を上げるアラベスクやアチチュードの動作は、筋肉を緊張させつつも柔軟に保つ必要があります。

この動作が繰り返されることで、筋肉の伸縮性が高まり、関節の可動域が広がっていきます。

また、バレエは体の内側と外側の筋肉を同時に使うため、体のバランス感覚や筋肉の連動性も高まります。

筋トレのように「回数」ではなく、「姿勢を保つ時間」や「動作の正確さ」で負荷をかけるため、

筋肉が長く細く育ち、女性らしいラインを保ちながら引き締まった体を作り出せるのです。

自宅でもできるバレエの要素を取り入れた筋トレ

ここでは、自宅でもできるバレエの要素を取り入れた筋トレについてご紹介します。

1.プリエ(膝の曲げ伸ばし)
2.ルルベ(かかとの上げ下げ)
3.アラベスクのキープ

①プリエ(膝の曲げ伸ばし)

脚を外側に開いて立ち、背筋を伸ばしたまま膝を曲げていく基本動作です。

しゃがむときに膝がつま先の方向に向くように意識し、太ももとお尻の筋肉を感じながらゆっくり行いましょう。

5回を1セットにして、1日3セットを目安にすると効果的です。

②ルルベ(かかとの上げ下げ)

つま先立ちになる動作で、ふくらはぎとお尻の筋肉を同時に鍛えます。

壁や椅子の背もたれを軽く持ちながら、姿勢を崩さずに上下運動を繰り返すことで、脚全体のラインを整えられます。

③アラベスクのキープ

片脚で立ち、もう一方の脚を後ろに伸ばす動作です。

体幹・背中・お尻を同時に使うため、全身を支える筋トレになります。

最初は無理をせず、5秒ほどキープすることから始めて、徐々に時間を延ばしましょう。

バレエと筋トレを組み合わせるメリット

バレエと筋トレを組み合わせることで、筋トレで筋肉を安定させ、バレエでしなやかに伸ばすという相乗効果を狙うことができます。

筋トレだけでは硬くなりやすい筋肉を、バレエのストレッチ効果で柔軟に保つことができるため、しなやかでバランスの取れた体を目指す人に最適です。

特に女性にとって、重すぎる筋トレよりもバレエを取り入れることで、姿勢改善や代謝アップ、美しいボディラインづくりに繋がります。

バレエを通じて筋力アップを目指すなら林あゆみバレエスタジオへ

ここまで、バレエが筋トレとしてどのような効果をもたらすのかを解説してきました。

要点を以下にまとめます。

・バレエは全身の筋肉を使う総合的なトレーニング
・体幹や下半身を中心に鍛えながら、柔軟性も同時に向上
・筋トレよりもしなやかで女性らしい体をつくる効果がある
・プリエやルルベなどは自宅でもできる手軽なバレエ筋トレ

これらを意識して継続すれば、体のラインが整うだけでなく、姿勢や立ち居振る舞いまで美しく変わっていきます。

とはいえ、独学ではフォームが崩れたり、効果が出にくいこともあります。

正しい動きを身につけたい方は、インストラクターの指導を受けるのが最も効果的です。

林あゆみバレエスタジオでは、初心者向けのクラスも開講しています。

基礎から丁寧に指導し、しなやかで強い体を育てるサポートを行っています。

「引き締まった体になりたい」「バレエで美しく鍛えたい」という方は、ぜひ体験レッスンにお越しください。